【残酷な真実】工場で出世するメリットとデメリット

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副業

いきなり結論ですが、中途採用者が工場で出世を目指すのはいわゆる無理ゲーです。

基本的に生え抜き社員が出世コースに乗りますので、余程能力が高くない限り生え抜き社員を抜くことはありません。

外資系やベンチャーはその限りではありませんが、日系の工場は昇給昇格制度の関係でほぼ無理です。

それを踏まえたうえで、中途採用者が工場で生き抜く方策をご紹介します。

工場で出世を目指すメリット

まずは、ハードモードではありますが、出世を目指したい方のために工場で出世を目指すメリットから紹介します。

リーダー経験を積める

現場の仕事を極めるだけでは出世はできません。

製品知識や技術面は、正直長く勤めれば誰でも自然と身についてきます。

出世を目指すのであれば、リーダー経験などチームをマネジメントするスキルを身につけましょう。

例え今の職場で出世ができなくても、リーダー経験は転職市場でも重宝されるスキルの一つです。

職場で偉そうにしているベテラン社員でも、「リーダーはやりたくない」という人は結構多いものです。

もと
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30過ぎてリーダー経験がないと転職活動に影響します。

他職場との横のつながりが増える

職場での影響力がつくと、他職場とのミーティングなどにも参加する機会が増えます。

立ち振る舞いによっては、普段は関わることのない他職場の方たちからも一目置かれる存在になれます。

ミーティングでうまく立ち回ることができれば、良い噂が職場の外からも聞こえるようになりますので、出世へのきっかけにもなるでしょう。

工場はぶっきらぼうな方が多いので、コミュニケーション力が高いとそれだけで目立てます。

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意外と他職場の管理職の影響も出世に関わります。

工場で出世するデメリット

中途採用者が出世を目指すデメリットの方が、世間的には意見として多いように感じます。

個人的には、出世を目指しながらスキルを磨きつつ、デメリットの穴埋めをしていくのがベストかなと思います。

給料に直結しづらい

結局のところ、メリットが薄いから誰も出世を目指そうとしないのです。

筆者が勤めていた日系の工場では、作業長手当が5,000円、一つ上のチームリーダーが2,000円、管理職のグループマネージャーが30,000円というインセンティブがありました。

もと
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給与体系上、チームリーダーの手当てが安くなっています。笑

数千円程度の手当であれば、チームの責任なんて取れないというのが現場の大半の意見です。

あくまで手当ですので、ボーナスにも影響しないことから会社への忠誠心だけでリーダーを担うことになります。

もと
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目先の苦労を避けるか、経験を買うかですね。

責任が重い

少ない手当の割には、事故災害が起きたときの責任がリーダーに重くのしかかります。

メンバーの勤怠管理から生産管理まで、現場の烏合の衆をまとめるのはとても骨の折れる仕事です。

それゆえ「メリットがない」といって生え抜き社員ですらもやりたがらない現状があります。

もと
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事故を起こしたらさらし首です。

まとめ

個人的には、出世を目指しつつリーダー経験を積み重ねて、職務経歴書に書けるくらいの実績は残した方が良いと思います。

現場仕事だけでは学べない、マネジメント力、パソコンスキル、コミュニケーション力などが磨けます。

工場勤務で市場価値のある人材を目指すには、現場経験に+αのスキルが必要ですので、目先の損得だけで判断せず、長期視点でキャリアを築いていきましょう。

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