いきなり結論ですが、中途採用者が工場で出世を目指すのはいわゆる無理ゲーです。
基本的に生え抜き社員が出世コースに乗りますので、余程能力が高くない限り生え抜き社員を抜くことはありません。
外資系やベンチャーはその限りではありませんが、日系の工場は昇給昇格制度の関係でほぼ無理です。
それを踏まえたうえで、中途採用者が工場で生き抜く方策をご紹介します。
筆者の場合は、クラウドソーシングサービスのランサーズに出会ってから副業で収入を増やす道を開拓しました。
仕事で作業標準書やマニュアルの作成が得意でしたので、Webライターの仕事が自分にはピッタリでした。
文章作成が得意な方はWebライターはおすすめです↓
工場で出世を目指すメリット
まずは、ハードモードではありますが、出世を目指したい方のために工場で出世を目指すメリットから紹介します。
リーダー経験を積める
現場の仕事を極めるだけでは出世はできません。
製品知識や技術面は、正直長く勤めれば誰でも自然と身についてきます。
出世を目指すのであれば、リーダー経験などチームをマネジメントするスキルを身につけましょう。
例え今の職場で出世ができなくても、リーダー経験は転職市場でも重宝されるスキルの一つです。
職場で偉そうにしているベテラン社員でも、「リーダーはやりたくない」という人は結構多いものです。
30過ぎてリーダー経験がないと転職活動に影響します。
今の職場でリーダーになるのは時間が掛かる、やりたくてもやれるものじゃないと思いましたよね?
リーダーシップを発揮する機会というのは意外とあります。
改善活動や棚卸し、会社や職場のイベントでも自ら手を挙げてリーダーシップを発揮するシーンはありますので、積極的に手を挙げて少しずつでも経験を積みましょう。
他職場との横のつながりが増える
職場での影響力がつくと、他職場とのミーティングなどにも参加する機会が増えます。
立ち振る舞いによっては、普段は関わることのない他職場の方たちからも一目置かれる存在になれます。
ミーティングでうまく立ち回ることができれば、良い噂が職場の外からも聞こえるようになりますので、出世へのきっかけにもなるでしょう。
工場はぶっきらぼうな方が多いので、コミュニケーション力が高いとそれだけで目立てます。
意外と他職場の管理職の影響も出世に関わります。
「あの子いいね」なんて噂がひと伝いに聞こえてきたら、好影響を与えていると思っても問題ありません。
筆者が勤めていた会社でも、自職場では社内政治で行き詰っているものの、異動して出世コースに乗った方もいますので諦めは禁物です。
工場で出世するデメリット
中途採用者が出世を目指すデメリットの方が、世間的には意見として多いように感じます。
個人的には、出世を目指しながらスキルを磨きつつ、デメリットの穴埋めをしていくのがベストかなと思います。
給料に直結しづらい
結局のところ、メリットが薄いから誰も出世を目指そうとしないのです。
筆者が勤めていた日系の工場では、作業長手当が5,000円、一つ上のチームリーダーが2,000円、管理職のグループマネージャーが30,000円というインセンティブがありました。
給与体系上、チームリーダーの手当てが安くなっています。笑
数千円程度の手当であれば、チームの責任なんて取れないというのが現場の大半の意見です。
あくまで手当ですので、ボーナスにも影響しないことから会社への忠誠心だけでリーダーを担うことになります。
目先の苦労を避けるか、経験を買うかですね。
責任が重い
少ない手当の割には、事故災害が起きたときの責任がリーダーに重くのしかかります。
メンバーの勤怠管理から生産管理まで、現場の烏合の衆をまとめるのはとても骨の折れる仕事です。
それゆえ「メリットがない」といって生え抜き社員ですらもやりたがらない現状があります。
事故を起こしたらさらし首です。
工場で働くなら、ほどよく頑張りほどよく手を抜く
なんだかんだで安定している工場ですので、出世を目指しつつも副業で収入の底上げがおすすめです。
はっきり言ってやる気のない人が多い工場ですので、さほど向上心がなくてもプラスαの動きができれば目立てます。
言われたことすらできない人が多いため、言われたことができれば100点です。
特に現場は右にならえな烏合の衆ですので、現場作業だけでなくパソコン業務などができるだけで重宝されます。
結果的に、ポジションは少ないものの、リーダー候補として名を連ねます。
しかし、工場で出世を目指すには気の遠くなるような順番待ちがあります。
ほどよく頑張り、報酬としてのインセンティブは副業で補うと精神的にも楽になりますのでおすすめです。
筆者は、作業標準や議事録を作成するのが得意でしたので、副業としてWebライターを選びました。
工場の副業仲間の大半は、再現性のある物販を副業として選んでいますので、自分に合った副業を選びましょう。
今の仕事が忙しすぎて副業をする時間がない・・・という方は転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
筆者の職場には派遣社員で副業している方もいますので、社員より稼いでるという強者も・・・
製造業から転職する場合は、以下のような工場に特化した転職サイトの活用がおすすめです。
「転職なんてしたことねーから分からねーよ!」というぶっきらぼうさんには、転職エージェントが手取り足取りサポートしてくれる転職エージェントナビがおすすめ↓
とりあえず工場求人探してみたい方は休憩中に「工場求人ナビ」をこっそり覗いてみてください↓
好条件な求人があればすぐにでも転職したい方は「コウジョブ」がおすすめ↓
中途や派遣を見下している社員を黙らせてやりましょう!
noteでは私が5回転職を成功させた職務経歴書の書き方を公開しています。
まとめ
個人的には、出世を目指しつつリーダー経験を積み重ねて、職務経歴書に書けるくらいの実績は残した方が良いと思います。
現場仕事だけでは学べない、マネジメント力、パソコンスキル、コミュニケーション力などが磨けます。
工場勤務で市場価値のある人材を目指すには、現場経験に+αのスキルが必要ですので、目先の損得だけで判断せず、長期視点でキャリアを築いていきましょう。
手っ取り早く収入アップをしたい方は、以下の記事を参考に副業も検討してみましょう。
私は以下のランサーズで、Webライターとしてお金を自力で稼ぐコツをつかみました。
個人的に、勤務時間がかっちりしている製造業は意外に副業をしやすい職種だと思います。
派遣社員をしながら副業で稼いでいる猛者も職場にいますので、派遣+副業のスタイルもおすすめです。
コメント