!この記事にはプロモーションが含まれていることがあります

JTCと外資系はどちらが働きやすい?

スポンサーリンク
製造業

筆者はいわゆるJTC(Japanese Traditional Company)に10年、スタートアップ企業に1年、外資系に現在2年ほど勤めています。

結論からお話しすると、「一緒に働く人(職場)」にかなり左右されます。

元も子もない話かもしれませんが、JTCだろうが外資系だろうが、ホワイト企業だろうがブラック企業だろうが、職場環境である程度どうにでもなってしまいます。

ブラック企業なのになぜか辞めない人って、話してみると意外と残る理由があったりするものです。

今回は、Twitter(X)でも何かと話題になりがちな、JTCと外資系について実際に働いてきた筆者が解説します!

JTCってどんな会社?

10年間、非鉄製造業の日系製造業に勤めてきましたので、酸いも甘いもJTCの文化というものを体感してきました。

現場から内勤の仕事、はたまた労働組合の執行委員まで経験してきましたので、良い部分も悪い部分もここでは紹介していきます。

組織文化と働き方

JTCは伝統的に、組織内のヒエラルキーが強調され、上司への尊敬や従業員間の協力が重要視されています。

当然のことながら、年功序列で入社が早い人がエライみたいな雰囲気がビンビンに出ています。

また、不必要な長時間労働も蔓延しており、定時後に頑張ってしまうおじさんが非常に多い特徴があります。

筆者の職場は新規事業の部門ということもあり、会社の中でも割と自由闊達な職場でしたが、やはり三交替職場などは閉鎖的でとても息苦しい環境でした。

もと
もと

無理すぎて常勤職場に戻してもらいました。

残業しないと生活できない給与水準の低さも、非効率な働き方を助長させる原因です。

意思決定プロセス

JTCは意思決定プロセスが遅く、何事も決定に時間掛かることがありますので、合意形成や上司の承認を得るためにさまざまな段階が必要です。

上司の印鑑をもらうために、工場内をスタンプラリーのように歩き回ることもあります。

「石橋を叩いて渡る」というよりは、叩き割るまで検討するの?というレベルで前に進まないこともありました。

ビジネス文化と価値観

JTCは長期的なビジョンに基づいた経営や、顧客への忠誠心が重視されることがあります。

また、製品品質へのこだわりが異常に高く、良い意味でも悪い意味でも高品質なものが大前提となります。

そのため、工数も増えてオーバースペックになりがちです。

もはや自己満足ではないか?と思うことも少なくありませんでした。

もと
もと

品証など、重箱の隅をつつくような指摘も多々ありましたね。

コミュニケーションスタイル

JTCでは間接的なコミュニケーションが一般的で、情報は上司を通じて伝えられることが多いです。

むしろ上司を通さないとトラブルの元になるため、上司との信頼関係が特に求められます。

筆者のようなズバリ意見を言うタイプは、完全に出る杭として叩かれる存在となります。

体育会系のような上下関係を重んじるタイプは、JTCでもかなり重宝される印象があります。

過去記事でも日系企業の解説をしています。

外資系企業ってどんな会社?

組織文化と働き方

外資企業はフラットな組織構造を持つことが多く、個人の主体性や意見表明が奨励されることがあります。

労働時間は一般的に柔軟で、「やるときはやる」「それ以外は効率的に働き定時退社」といったようなワークライフバランス重視な環境です。

飲み会文化は外資企業でも存在しますが、忘年会や歓迎会といったタイミングに行われますので、さほど筆者がいたJTCと変わらない印象です。

意思決定プロセス

外資企業は意思決定が迅速で効率的なことが多く、ヘッドオフィスからの指示や方針にいち早く対応することが求められます。

本社の方針で、短期間のうちに考え方が二転三転とすることもあります。

ビジネス文化と価値観

外資企業は市場競争における効率性や収益性が重要視され、短期的な成果が追求されることがあります。

多様性を尊重する企業文化も特徴で、JTCよりも女性が活躍しているシーンを多く見かけます。

管理職クラスのクビor降格も頻繁に見られ、JTCより遥かに実力主義な環境です。

筆者が在籍している2年間で、工場長、マネージャークラスの退職や降格を目の前で見てきました。

コミュニケーションスタイル

外資企業はより直接的なコミュニケーションが奨励され、オープンな対話が重要視されます。

上司と部下の距離感をさほど感じず、誰でも「さん付け」する文化は非常に過ごしやすいと感じます。

外資企業についても過去記事で語っています。

JTCと外資系の居心地の良さは人によりけり

これを言っては元も子もないかもしれませんが、居心地の良さはその人の性格に大きく左右されるため、Twitterなどで見かける「外資系はおすすめ」を誰にでも当てはめるのは危険です。

筆者はJTCでは出る杭でしたが、外資系に入社してそれが「普通」な人達ばかりですので、言われたことを確実にこなすタイプの人は馴染めません。

現場作業者はJTCとなんら変わらないマインドの人達ばかりでしたが、オフィスワーカーは自由闊達すぎてよく仕事が回っているなと思うほどです。

筆者は現場作業員から社内公募でインサイドセールスへ異動しましたが、職場の環境が合わずに3ヶ月で休職してしまいました。

もと
もと

詳しくは以下の記事をご覧ください。

JTCも外資系も誰にでもおすすめできる訳ではありませんので、自分に合ってそうな環境を選んでください。

まとめ

筆者のように、Twitterなどで見かけるベンチャー信仰者、外資系信仰者の発信ばかり見ていると、JTCにいるのがバカバカしくなって転職したくなります。

しかし、誰にでもおすすめできる訳ではないこと、さらに配属ガチャ、上司ガチャはどこの会社でも起こり得ることを頭にいれておきましょう。

そうしなければ、筆者のようにベンチャーや外資系で疲弊することになります。

もと
もと

以下のnoteも良かったらご覧ください

noteでは私が5回転職を成功させた職務経歴書の書き方を公開しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました