製造業を中心に働いてきましたが、製造業に憧れて就職してきた人を未だかつて見たことがありません。
なぜ製造業に就職したかを問うと、以下のような理由が挙がります。
・会社が大きいから(有名だから)
・家から近いから
・福利厚生が充実しているから
学卒入社以外の就職理由なんて所詮こんなもんです。
筆者も大前提に、「家からの通いやすさ」「それなりの給料」「働きやすそうな環境」といった理由で選んできました。
そんな理由で選んできた仕事ですので、慣れてくるとどうしてもつまらなくなってきます。
そこで今回は、製造業の仕事がつまらなくなってきた方々に向けて、対処法をご紹介します。
製造業の仕事がつまらない理由
何ごとも、やらされ仕事ですとつまらなくなるものです。
「上司に言われたから」「先輩にやれと言われるから」といった具合に働いていては、つまらなくなるのも当然です。
しかも、入社理由が仕事内容以外を重視していれば、余計に興味のない仕事でつまらないと感じるでしょう。
実際に製造業で働いている筆者が、つまらない理由を一つずつ解説します。
単純作業だから
流れ仕事になりがちな製造業ですので、単調な仕事が続くと飽きてしまいます。
筆者も金属粉の梱包を手作業で行っていましたが、毎日続けるとさすがに飽きてきます。
効率化を図って単純作業になっているため、楽しいとかもはや関係ないのです。
創意工夫の余地がないので、無心に続けられる人以外はただただ辛い時間が過ぎていくのです。
筆者は仕事をローテーションしてもらって飽きない工夫をしました。
世間話が面白くない
もちろん人によりますが、世間話の話題が「ギャンブル」「スマホゲーム」の話題が8割くらいを締めています。
休日もパチンコで過ごす人が多いため、ギャンブルが興味ない人にとっては世間話すらつまらない環境といえるでしょう。
筆者の場合は、「釣り」「車」「バイク」といった話題を中心に、気の合う人を見つけて世間話をしていました。
もちろん、キャリアアップのために自己研鑽をしている人は皆無でしたので、考え方次第ではほんの少しの努力で頭一つ抜けた存在になれます。
製造業のつまらない環境でモチベーションを維持する方法
なんだかんだで10年以上製造業で働いていますので、つまらない環境を打開する方法をご紹介します。
せっかく製造業で「給料」「福利厚生」「社会的信用」を得ているのならば、恵まれた条件を利用しない手はありません。
プライベートを充実させる
つまらないながらも生活が充実している人は、プライベートを全力で楽しんでいる特徴があります。
もはや仕事はそっちのけで、誰に何を言われようがプライベートに重きを置いています。
良いか悪いかは別として、仕事がつまらないと割り切って働ける人は、プライベートを充実させてみましょう。
筆者が働いていた日系製造業でも、「どうせ年功序列」「クビにならない」というスタンスで割り切っている人が大半でした。
筆者は割り切れませんでしたが。笑
徹底的に会社を利用する
会社の大小にもよりますが、製造業では資格取得を支援してくれます。
「クレーン」「フォークリフト」「危険物」といった仕事に必要な資格については、会社が負担して取得させてくれます。
資格は腐りませんので、取れる資格は会社負担で取りまくるというのも一つの手です。
筆者は日系製造業で10個くらい取得しました。
所有する資格が多ければ、転職する際にも役立ちますので、仕事がつまらないと思っている方は資格マニアを目指してみましょう。
長期的にキャリアアップを目指したい方は、TOEICなどの英語学習を強くおすすめします。
製造業の現場経験者で英語を使える方は稀ですので、転職市場でも価値が高まります。
副業で自分のビジネスを作る
なかなか上がらない給料は、副業で稼ぎましょう。
年間数千円の定期昇給よりも、自分の力でお金を生み出すことができれば、会社の業績が悪化したときに安心です。
副業で自分のビジネスを持てれば、日々のつまらない仕事も不思議と気にならなくなるのです。
筆者は本業を通じて文書を作ることに自信がありましたので、Webライターを副業として第二の収入源にしています。
製造業の副業仲間には、物販や投資で稼いでいる人もいましたので、自分にあった副業を探してみましょう。
まとめ
つまらない仕事は、視点を変えるだけで充実させられます。
自分のやりたいことで稼げれば一番幸せかもしれませんが、製造業に勤めている人がそれを叶えるのは簡単ではありません。
今回の記事を参考に、少しでも製造業での生活が充実していけば幸いです。
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