ここ最近、「在宅ワーク」や「リモートワーク」を行う企業やフリーランスの方が増えてきましたが、共働きや小さなお子さんのいる家庭では仕事とプライベートの線引きが非常に難しく感じます。
筆者は会社の臨時休業制度を利用して自宅でのんびりと副業をしようと目論んでいましたが、子供も学校が休校になっていることから在宅ワークのつらさを痛感しています。
「在宅では思うように作業がはかどらない」
「会社にはない新たなストレスが生まれた」
「夫婦で在宅勤務の場合はどすれば良いのか?」
といった在宅ワークの悩みを解決していきたいと思います。
実際に夫婦で在宅勤務をしてみた実体験になりますので、これから在宅ワークをはじめる方や会社からリモートワークを推奨された方々の参考になればと思います。
では本題にいきましょう!
【正直きつい】在宅ワークの充実度は子供の有無で大きく変わる
タイトルにもある通り、いきなり結論になりますが「正直きつい」です。
子供と和やかに在宅ワークしているお父さんお母さんの写真をネットニュースで見かけることがありますが、うちの場合はまずムリでした。
うちは長男(8歳)、次男(6歳)、長女(1歳)です。ハードすぎます。
とにかく子供が3人もいると騒がしい毎日です。
子供を見ながら仕事したいのでリビングで作業しているのですが、
「遊ぼう!」
「どっか行きたい!」
「抱っこ抱っこ~」
などなど仕事どころじゃないのが現実です。
ゲームをしていると静かなのですが、1歳の子は制御不能ですし、兄弟げんかが勃発するとイライラもMAXです。
これが子持ちの在宅ワークの現実と言えますので、よほど聞き分けの良いおとなしい子でない限り穏やかに作業するのは不可能です。
続いては、生々しい在宅ワークのメリットとデメリットをご紹介します。
【夫婦で在宅勤務】在宅ワークのメリット・デメリットを語る
筆者は臨時休業&休日に在宅ワークを行い、妻は専業主婦ですが昼間にデータ入力などの在宅ワークを行っています。
お互いに在宅で仕事をする機会が多い家庭ですので、メリットとデメリットを余すことなくご紹介していきたいと思います。
決して良いことだけではありませんので、これから在宅ワークをはじめる方は必見です。
まずはメリットから行きましょう!
<メリット>
1:子育て・家事に参加できる
未就学児のいる家庭や学校が休校になってしまった場合など、子供の育児と並行しながら仕事ができる在宅ワークは非常にメリットがあります。
安心して自分の子供の面倒を見れますし、子供が体調不良のときでも仕事を休まずに自宅で作業を続けることもできます。
普段、仕事で家にいないお父さんも家事や育児に積極的に参加できる点も奥さんから喜ばれるポイントになります。
2:出勤しなくていい
在宅ワークであれば出勤時間が0分ですので、早起きして満員電車に乗ることもありません。
車通勤の方も朝の渋滞や事故に巻き込まれる心配もありません。
起きたらすぐに作業に取り掛かれますので、自分のペースで仕事の流れを組み立てることも可能です。
職住近接の究極の形ですね。
3:職場のストレスから解放
どこの職場にも馬が合わない上司や同僚などがいるかと思います。
在宅ワークであれば嫌な人たちにも会うことなく仕事ができますので、精神的にも良い状態を維持できます。
さらにムダに長い会議や職場内の愚痴や雑談を聞くこともありませんので、会社で作業するよりも効率よく仕事ができたりします。
人数が多いとどうしても生産性が落ちますよね。
ここからは、皆さん気になる在宅ワークのデメリットを解説していきます。
<デメリット>
1:子供に邪魔をされる
休校で元気が有り余っているお子さんであれば、同じ空間で仕事をするのはもはや不可能といっても過言ではありません。
筆者も子供時代を思い返すと、とにかく退屈が嫌いで「遊び」に夢中でした。
お父さんが家にいれば「遊んで!遊んで!」と叫びまわっていたものです。
子供の気持ちもよく分かりますので、そんな状態で無視し続けるのは子供に対して悪影響を与えてしまいます。
「在宅ワーク=育児もできる」というのは間違ってはいませんが、接し方次第では子供の心を傷つけてしまう諸刃の剣になり兼ねません。
2:家族のストレス
在宅ワークのネックになる部分は何も子供の問題だけではありません。
家族一同が毎日長い時間を共有することで、子供を含めた同居している家族に対してストレスを与えてしまう可能性もあります。
家にいる子供たちは
「お父さんが仕事している間は静かにしなければならない」
「お母さんも仕事しているから遊んでもらえない」
といった不満を抱えてしまいます。
奥さんが専業主婦の場合も、日中から旦那さんがいるといつものルーティンで動けなかったり、結局家事も育児も奥さん頼りなんて弊害があるかもしれません。
在宅ワークの場合は家族のストレス発散方法も考えておかなければならないのです。
適度な距離間って大切なんだなと感じました。
3:欲求が多い
自宅で仕事をするため、
「テレビ」
「スマホ」
「ゲーム」
といった様々な欲求に打ち勝たなければなりません。
最悪、お酒を飲みながらでも在宅ワークはできてしまいますので、仕事中は自制心が試されることになります。
自宅では色々なものが手に届くところに置いてありますので、仕事モードのときはパソコンの周りに何も置かないといった工夫が必要です。
可能であれば家族とは別室で作業できる環境を整えておきましょう。
メリハリがとても大事です!
メリットとデメリットを理解していただいたところで、在宅ワークを充実させるためのメソッドをご紹介したいと思います。
子持ちで在宅ワークを成功させるためのポイントは3つ
筆者が3人の子供の父親ということもあり、特に子持ちの方々にフォーカスして在宅ワークを成功させる秘訣を解説いたします。
ただ単に「自宅で仕事ができてラッキー」というスタンスでは正直痛い目を見ます。
筆者も「臨時休業でラッキー」「副業がはかどる~」なんて浮かれていましたが、子供も家にいると思ってた以上に大変でした。
何度も言いますが、子持ちの在宅ワークはきついです!
では一体どのようにして夫婦で在宅ワークをこなしているのか、3つのポイントに絞ってご紹介します。
1:時間管理
時間管理は会社にいる以上に意識しなければなりません。
独り身であれば思うがままに仕事をすることができるかもしれませんが、子供がいる以上、作業時間を決めて仕事をしなければ家族から非難ごうごうとなってしまいます。
会社で働いているように時間を区切って作業するか、子供が寝静まった夜に注力して作業するか家族会議で決めておくとトラブルを避けることができます。
2:夫婦の協力
家事と育児のバランスをうまく保つためにも、夫婦で分担しながら仕事を進めていくことをおすすめします。
一番NGなのが、子供そっちのけで夫婦同時並行で仕事をしてしまうことです。
こうなると託児所や実家などに預かってもらわないと仕事もうまく進みませんし、子供に対しても良い影響はありません。
旦那さんが1~2時間散歩に連れて行く間に奥さんが一気に作業を進めるなどの工夫が必要です。
3:ゲーム・運動・勉強のバランス
これは筆者の家庭でのルールとなりますが、ゲームやYouTubeを見たりする場合は必ず宿題や自作のテストをやってもらいます。
ここ最近流行っているクイズ番の影響もあって、勉強に対する抵抗感がないのがせめてもの救いです。
うちの場合は自作のテストってところがポイントですね。
ずっと家にいては健康面でも心配になってきますので、近所で鬼ごっこをしたり、サッカーをして目一杯運動させています。
筆者の子供達は釣りバカの血を引いていますので、暇さえあれば近所の川や海で釣りもしています。
釣りのことなら筆者が専属ライターをしている「釣りウォーカー」が初心者向けの記事もありますのでおすすめです。
ファミリーフィッシング向けの記事もありますのでご覧ください。
在宅ワークでなまった自分自身の身体のケアにもなりますので、遊ぶときは一緒になって全力で身体を動かしましょう。
在宅ワークをより快適にするためのアイテムも下記の記事で紹介しています。
まとめ
世間では在宅ワークやリモートワークの推進ばかり目に留まりますが、メリット以上にデメリットに対しての対策を考えておく必要があります。
在宅ワークのせいで家族仲が悪くなってしまっては元も子もありません。
是非とも在宅ワークのメリットを最大限に引き出せるよう、家族で協力しあいながら制度をうまく活用していきましょう。