早いもので10年勤めた日系製造業を辞めて1年が過ぎました。
その後転職したベンチャー企業も1年で辞めたので、なにかと慌ただしい1年でした。
転職5回目の経験を元に、一部上場企業で地元でも有名な「ド安定企業」を辞めた経緯を紹介したいと思います。
今回のお題はサラリーマンの転勤問題についてです。
日系の総合職であれば、ふとしたタイミングに転勤の内示や辞令を出されたりします。
・「いい会社だけど転勤は嫌だな・・・」
・「転勤も嫌だけど単身赴任もつらい」
・「せっかくのキャリアを捨てるのも嫌だ」
といった悩みは、転勤の可能性があるすべての方にある問題でしょう。
賛否両論あるかと思いますが、私の転勤に対する考え方と、令和のサラリーマン像について述べたいと思います。
ではでは、早速ですが本題に参ります!
原則、総合職なら転勤は断れない
転勤がある場合は、求人票や面接時に必ず転勤の可能性を聞かれます。
求人票の場合は、転勤の可能性が「あり」「なし」「当面なし」という表現で記載されています。
そして、面接時に「転勤の可能性もあるよ?」と質問されますので、「YES!」と答えた方は残念ながら転勤の打診があった場合は受け入れるしかありません。
残念ながらサラリーマンの宿命です。
家族の介護など余程の理由がない限りは、業務命令に従わなければならないのがサラリーマンの宿命なのです。
筆者の場合、入社時には他拠点がなかったのですが、業務拡大の影響で地方に工場が建ちました。
その後、リーダー経験を買われて内内示で「転勤できない?」と上長に転勤を打診されたのです。
しかし、「あー、ついにXデーが来たか・・・」と内心かなり冷静でした。
一般的には「え・・・」と言葉を失うシーンですよね。
転職の準備はできていた
転勤の打診で冷静にいられたのは、他拠点の建設が決定した次の日から転職活動を進めていたからです。(内内示の話からさかのぼること2年前くらい)
労組の執行委員時代に他拠点化の話を知り、執行委員の退任を決意していつでも飛び立てる準備をはじめました。
転職活動の参考にしたのは
・motoさん
・たいろーさん
・サラタメさん
・山下良輔さん
といったビジネスインフルエンサーです。
職場の自己申告シートよりも高い頻度で、職務経歴書を日々アップデートしていました。
転勤の打診があるまでに、何度も企業からオファーをいただいていたので、精神的にはかなり安定して過ごしていたのを覚えています。
また、労組の執行委員退任後にはじめたWebライターについても、会社以外で収入を得られるという自信にもつながりました。
副業で5~10万円稼ぐ経験が精神的安定につながりました。
会社に依存しなくてもよい環境が整ったので、「転勤の話が出たら辞めよう」という結論に至ったのです。
上司に転勤理由を聞いてみた
上司に転勤の打診をされたとき、「転勤するか辞めるかの二択なら辞めます」とストレートに答えました。
内内示ということもあり、上司は一度持ち帰って検討して欲しいと、その日はそのままお開きとなります。
「家も買ったばかりなのになんて強気なやつだ・・・」と内心思っていたでしょうね。笑
その後、内示までの期間にリーダーの仕事などを含め、チーム全員の多能工化を進め、隠密に私がいなくても困らないような環境を整えました。
内示でも「転勤なら辞めます」と伝え、あえて上司にいじわるな質問を投げかけてみました。
・「なぜ私が転勤に選ばれたのですか?」
・「多能工化で私でなくても勤まりますよ?」
・「独身のAさんや子育て終了したBさんだと難しいのですか?」
という嫌~な質問をあえて投げてみたのです。
すると以下のような返答がきたのです。
・「○○君じゃないと勤まらないから」
多能工化で作業の平準化してますから!
・「Aさん(独身女性)は女性だからね…」
え?女性活躍推進の話は??
・「Bさん(中堅社員)は奥さん持病があるみたいで…」
要介護者しか転勤断れない話は??
といったように、日頃の発言とは矛盾する取ってつけたような回答ばかりでした。
もちろん、いじわるで質問したので期待はしていませんでしたが、総合職の転勤理由なんてそんなもんだと思います。
会社に残る?or転職する?
転勤の可能性がある以上、行くか行かないかの話の前に断れないと思っておきましょう。
「転勤もしたくないし会社に残りたい!」なんてベテラン社員もいましたが、正直言って見苦しかったです。
・給料
・キャリア
・ライフスタイル
・ライフイベント
・経験
などなど、転勤するか転職するかは人それぞれ価値観が違うため、自分で決断しなければなりません。
筆者は子育て真っ最中ということもあり、慣れ親しんだ地元で子育てをしたいというライフイベントに重きをおいたキャリアを選択しました。
・「家を買ったから転勤or単身赴任もしょうがない」
・「みんな転勤しているから仕方がない」
・「今のポジションを捨てたくない」
という考え方は、日頃から転職活動や副業収入があれば解決してしまいます。
自分の人生ですし、変化の激しい時代だからこそ、「いざというとき」を考えたプランを用意しておきましょう。
自分の身を守るためにも、転職活動は適宜行うことをおすすめします。
副業(複業)で心に余裕を持つ
いつでも転職できる体制も大事ですが、収入源を増やすこともこれからの時代必要です。
筆者はWebライターで副収入を得ていますが、例え会社の業績が悪化して一時帰休(自宅待機)になったり、最悪の事態に陥ってもなんとかなります。
また、仕事と間接的に活かせるスキルであれば、本業にも活かすことが可能です。
スキルを磨き、会社以外の給料日があれば、断然生活も豊かになります。
・「給料が上がらないのは会社のせい」
・「労働組合が弱いから給料上がらない」
・「景気が悪いから給料が上がらない」
といった、他責思考の考えをやめて、自分で稼ぐ道筋を切り開きましょう。
副業については過去記事もチェックしてみてください
まとめ
残念ながら、サラリーマン1本で生活がしにくい世の中になってしまいました。
「転勤」というカードを切られて、慌てふためかないよう、日頃から転職の準備と副業でリスクに備えておきましょう。
インターネットや書籍には、転職のノウハウや副業のはじめ方など、情報が山のようにあふれかえっています。
失敗しないためにも、自分のライフスタイルや考え方にあった方を参考にしましょう。
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